東京オートサロンレポート

TOKYO AUTO SALON 2020（東京オートサロン2020）　http://www.tokyoautosalon.jp/2020/

カスタムカーとその関連製品の展示会として世界最大級の展示会「TOKYO AUTO SALON 2020」は、2020年1月10日から12日の3日間、屋外展示場、国際会議場を含む幕張メッセの全展示場で開催されました。
総来場者数は過去最多の約34万人を記録し、1日当たりの来場者数は、東京モーターショーを上回りました。
トヨタがGR ヤリスを世界初公開し、シボレーをはじめ、アストンマーチンが初出展するなど、東京オートサロンのプレゼンスは年々高まっています。

会期	1月12日（金）　9:00　～　19:00　（報道関係者招待日）　　　　　　　14:00　～　（一般特別公開） 1月13日（土）　9:00　～　19:00　（一般公開日） 1月14日（日）　9:00　～　18:00　（一般公開日）
会場	幕張メッセ（日本コンベンションセンター）国際展示場ホール1〜11、国際会議場、イベントホール、屋外展示場
出展社数	438 社（前回実績426 社／前回比102.8%）
出展車両数	800 台（前回実績906 台／前回比88.3%）
来場者数	33万6060人
主催	東京オートサロン実行委員会

TOYOTA

豊田章男社長が10日のプレスカンファレンスに登壇。
1 月7 日ラスベガス『CES2020』の直後のTAS の参加は、大いにサプライズ。12日には、トヨタ・ヤリスWRCでのデモ走行を披露している。
トヨタは、GRヤリスを世界初公開。GRヤリスはトヨタのラリー用に開発した1.6Lターボ＋4WDのスポーツカー。
エンジンフード、左右ドア、バックドアはアルミ製。

YARIS WRC

GR SUPURA GT500

SUBARU

「SUBARU GLOBAL PLATFORM」のパフォーマンスワゴン「LEVORG PROTOTYPE STI Sport」を初公開した。
エンジン／ TMとサスペンションを統合的に制御するアクティブダンパー、ドライブモードセレクタが備わる。

LEVORG PROTOTYPE STI Sport

BRZ GT300-2019

WXR STi

DAIHATSU

ダイハツは東京オートサロン2020であらたな軽自動車「TAFT コンセプト」を発表した。
DNGA（Daihatsu New Global Architecture）思想に基づいて開発された新世代のプラットフォーム。2020年半ばに登場予定。

TAFT コンセプト

MAZDA

MAZDAは、CX-30やCX-5などのクロスオーバーSUV のアクセサリーパッケージ装着車や、
モータースポーツをイメージしたカスタマイズ車を展示。

MAZDA CX-5 TOUGH-SPORT STYLE

MAZDA CX-30SIGNATURE STYLE 公式ブログより転載

豊田自動織機

独自に開発したカスタマイズ車両である「RAV4 アドベンチャーギア」。
山岳救助のプロが使用する救援車両に着想を得て、車体のさまざまな場所に昇降用のグリップやラダーがついたユニークな車両。
RESCUEコンセプトもパネル展示。　

NISSAN

「GT-R」、「フェアレディZ」の50周年記念モデル、イタルデザインと共同開発した「Nissan GT-R50 by Italdesign」などを展示。

フェアレディZ 50th Anniversary

2020年シーズンのSUPER GT GT500クラス参戦体制発表会

Nissan GT-R50 by Italdesign

MITSUBISHI

アウトランダーPHEVは、特務機関NERV仕様で、防災情報配信サービスの継続と近隣自治体への支援を目的とした災害対策車両。
株式会社NMKVが企画・開発した新型軽自動車『eK クロススペース』『eK スペース』を展示した。

ekX-Space

特務機関NERV 災害対策車両

HONDA

シビックタイプR の改良モデルを世界初公開。2020年夏に国内発売予定。

CIVIC-TypeR

ホンダアクセス

KACHATTO-WAGON（カチャットワゴン)
バイクや車椅子などなんでも"カチャっと" 載せるフラットフロアと自在な車内レイアウト機能を備えた多目的スロープ車。ベース車両:STEP WGN

SUZUKI

スズキは大型二輪車 KATANA（カタナ）の疾走感と造形美を表現したコンセプトモデル「スイフトスポーツ」等を出展した。

CHEVROLET（初出展）

2020年式の新型シボレー・コルベット・スティングレイは、2019年7月に世界公開された。
コルベット・ブランド史上初となるミドシップモデル。
従来からのアルミスペースフレーム構造を大幅に深化させ、4つの巨大なアルミダイカスト構造部材を用いて接合個所を大幅に減らし剛性を高めている。

CHEVROLET CORVETTE C8

webCGより転載

CHEVROLET Websiteから転用

Aston Martin（初出展）

2019年11月21日に日本初公開したアストンマーティンブランド初のSUV『DBX』DBXは、SUVモデル専用の新しいプラットフォーム。
アルミニウムの接着構造によるDBX専用の新しいプラットフォームを採用し、強度と剛性だけでなく超軽量を実現している。

Aston Martin DBS

Aston Martin DBX

McLaren（初出展）

マクラーレン、は、2台の最新モデルを出展した。
McLarenGTは、ジュネーブモーターショーで公開された。ボディはアルミ製、リアデッキはCFRP製。
McLarenGTと720Sは共通のプラットフォーム。

McLaren GT

720S Spider

Mercedes-Benz

EQ Powerは、直噴ターボエンジンと、高出力モーターを採用したプラグインハイブリッドシステム。
EQ は、Electric Intelligenceを表す。

Mercedes AMG GT3

SUPER GTに参戦する谷口信輝、片岡龍也ドライバー

その他海外メーカー

Lamborghini
ウルス
ウルスは、ランボルギーニが製造するsuper SUV。Porsche Cayenne（ポルシェカイエン）、Bentley Bentayga（ベントレーベンテイガ）と共通のハイブリッドモデル用のプラットフォームを採用しており、plug-in hybrid Urusが企画されている。（ホソカワコーポレーションブース）

Rolls-Royce
カリナン
ロールス・ロイスが作る新型SUV モデル（2018年発売）"Architecture of Luxury"と名付けられたアルミスペースフレームを採用。カリナンは、1905年に南アフリカで発見された世界最大のダイヤモンドに付けられた名前。（ホソカワコーポレーションブース）

Bentley
ベントレー・ベンテイガ
ベントレーが製造する4WDのexclusive SUV。6.0リッターW12ツインターボTSIエンジンを搭載。（ソフト99コーポレーションブース）

VOLVO
ボルボXC60 T8 ポールスターエンジニアード
ツインエンジンとボルボが呼ぶPHVシステムは、フロントにガソリンエンジンを、リアに電気モーターを搭載する。

ENDLESS

カスタム機能パーツの総合開発企業へ
UACJ鋳鍛製のアルミブレーキキャリパ（鍛造品）。
このキャリパーを深化させ、次世代のブレーキシステムを含めた素材・構造の総合的な研究開発が進んでおり、サスペンションまでにも及ぶ。
写真のブレーキキャリパは、トポロジー最適化×3Ｄプリンティング技術によるDMP（ダイレクトメタルプリンティング）による造形。この3D金属プリンターベース寸法は、700×400mmの大型出力が可能。
旧車のリストアプロジェクトも進行中。