東京オートサロンレポート
東京オートサロン http://www.tokyoautosalon.jp/2018/
「東京オートサロン2018」が幕張メッセ及び屋外会場で開催された。
東京オートサロンは世界最大級のカスタムカーイベント。
出展者数は442社、出展車両台数は880台。3日間の総来場者数は31万9040人となり、前回をわずかに下回る結果となったが、2015年から4年連続で30万人以上を動員。
年々世界から注目を集める大イベントとなり、近年では国内外の自動車メーカーも出展するほどの賑わいをみせている。
会期 |
1月12日(金) 9:00 ~ 19:00 (報道関係者招待日) 14:00 ~ (一般特別公開) 1月13日(土) 9:00 ~ 19:00 (一般公開日) 1月14日(日) 9:00 ~ 17:00 (一般公開日) |
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会場 | 幕張メッセ(日本コンベンションセンター) 国際展示場 ホール1?11・国際会議場 イベントホール・屋外展示場 |
出展社数 | 442社 |
出展車両数 | 880台 |
来場者数 | 31万9030人 |
主催 | 東京オートサロン実行委員会 |
TOYOTA
TOYOTA GAZOO Racingは2018ニュルブルクリンク24時間耐久レースに新型車両となるLEXUS LCで参戦することを発表。合わせて土屋武士をリーダーに、若手の松井孝允、蒲生尚弥、中山雄一の4名を起用するドライバーズラインナップも発表。
参戦車両のLEXUS LCには、今後市販車への採用を目指すボデイ技術開発(軽量化、高剛性化)が投入されている。
写真左下、右下の車は開発中の次世代高性能スポーツカーの試作車GRスーパースポーツコンセプト。
WEC/ル・マンカーの主要パーツが採用されている。
また、トヨタ・モータースポーツ・クラブの舘会長からは2019年度のFIA WRC(世界ラリー選手権)開催予定地としてエントリーしたと発表された。
舘会長は「トヨタ自動車もWRCに参戦しており、日本でも盛り上がっているように思います。日本でWRCを開催する機が熟したと思います。」と語った。
イベント施設として愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)の使用を計画している。
MAZDA
マツダブースは「Be a driver. Experience~マツダの新しいチャレンジが始まる~」をテーマに、SUVモデルのCX-3、CX-5、CX-8、ロードスター RF等の他、NAロードスター レストアチームによるレストアサービス等を展示した。
NAロードスター レストアは、1989年発売の初代(NA型)ロードスターを新車のようにリフレッシュする旧車ファン向けの有料サービス。
東京オートサロン2018では、このレストア過程の1つである「下塗り済み状態」の車体骨格(写真右下)が展示された。
SUBARU
スバルテクニカインターナショナル(STI)代表取締役社長 平川良夫氏は「スバルとSTIは30年に渡ってふたつの大きな柱であるモータースポーツとコンプリートカー作りに取り組み、確固たるアイデンティティと哲学を築き上げてまいりました」とコメント。
2018年もスーパーGT300クラス、ニュルブルクリンク24時間耐久レースへ参戦することを発表した。
HONDA
ホンダブースの展示テーマはスポーツ。軽量化を施した市販レース車のNSX等が展示された。また、全日本GT選手権の2018年参戦体制が発表され、ジェンソン・バトンをはじめ5チームの全ドライバーが一堂に揃った。
日産
日産自動車は、新プレミアムスポーティブランドAUTECHと、NISMOブランドのモデルを中心に展示を行なった。KONDO Racingの近藤真彦監督とエルグランド特別仕様車のデザインを手がけたオーテックジャパン デザイン部の有田翔氏による
トークショーもカンファレンスで行なわれた。
メルセデスAMG
メルセデスベンツブースではメルセデスAMG GT Sをはじめ、メルセデスAMG C63、メルセデスAMG CLA 45 4MATIC、SUPER GTでGT300クラスのシリーズチャンピオンに輝いたメルセデスAMG GT3「グッドスマイル 初音ミク AMG」等、
通常ではなかなか見られないメルセデスベンツのラインアップが展示された。
ENDLESS
世界でも有名なブレーキブランドのエンドレスは、ブレーキ&サスペンションシステムにエンドレスの技術を投入してレストアされた旧車の日野自動車コンテッサ等を展示した。また、エンドレスではセンターマウント式の新型キャリパーを開発している。
HKS
HKSブースでは筑波FF最速を目指すトヨタ86のタイムアタックマシンと、同じカラーリングのスイフトスポーツを中心にした出展を行った。各社出展状況
資料出典:東京オートサロン2018各社プレス資料、広報資料、他会場配付資料。
取材・撮影:片田晴也、早野堅太郎、WEB Design :早野堅太郎
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